プロジェクトの概要
伝統⼯芸をはじめとする江⼾川区の魅⼒ある産品を広くプロモーションし、区内産業の活性化につなげるための戦略立案を実施。新たにWebサイトやSNSアカウントを開設してタッチポイントを増やし、事業者の取り組みを紹介する記事や動画などのコンテンツを発信、さらにデジタル広告施策を展開することで、認知拡大や行動変容を図りました。
抱えていた課題
江戸川区には、伝統工芸や農業などの魅力あふれる地場産業が豊富に存在しますが、それを広く一般の方に知ってもらえるようなタッチポイントが少なく、さらなるプロモーションやブランディングを行う余地がありました。各事業者による単独の取り組みには限界があり、WebサイトやSNSを駆使した一体的・効果的・継続的な取り組みの担い手が必要とされていました。

施策のポイント
Webサイト・SNSアカウントを新規開設し、記事コンテンツを発信
より広く、より多くの方に、わかりやすく江戸川区の産品の魅力を伝えるため、WebサイトとSNSアカウント(Facebook、Instagram)を新設。新商品やイベントなどについて、事業者や江戸川区にヒアリングし、NEWS記事としてまとめたものを不定期で公開しました。また、各事業者のものづくりに対するこだわりや苦労、これまでの道のりなどをまとめたコラム記事『江戸川「もの」語り』を制作して月1本程度の頻度で公開し、江戸川区の産品への興味関心を喚起しました。
購買意欲を高めるオンラインショップ
Webサイト内には、江戸川区の産品を販売するオンラインショップを設置。各アイテムの魅力が伝わるように、撮り下ろし写真や商品説明を充実させ、購買行動の促進を図りました。
ブランド価値と認知度を高めるリアルイベントの開催
顧客獲得や購買意欲向上につながるリアルイベントも複数実施しました。銀座蔦屋書店(GINZA SIX 6F)や無印良品 銀座などの、情報感度の高い層や訪日外国人が多く訪れる販売施設において、複数事業者の商品を並べてのポップアップ(展示販売)やワークショップを開催。多くの方に伝統工芸品や産品を手に取って、その魅力を感じていただく機会としました。また、工房体験ツアーなどの参加型イベントも開催し、体験を通じてより深く伝統産業の魅力を知っていただきました。

実施した結果
開設したWebサイトは、デジタル広告施策の展開により、東京都在住者を中心に広く閲覧されました。オンラインショップやポップアップでの販売実績は順調に伸長しています。Instagramのフォロワー数は、事業開始当初から約30倍に増加。総じて、当プロジェクトを通じて「えどコレ!」は広く多くの方に閲覧・認知され、江戸川区の伝統工芸や産品の魅力を伝えることができました。