Webサイトにおけるコンテンツ制作ならびにキャスティング業務

一般社団法人日本タンナーズ協会が2018年に立ち上げた、日本産革のPRを目的とするWebサイト「革きゅん」のコンテンツ制作を2020年度から手がけました。著名人を起用したコンテンツ制作ではキャスティングから対応し、話題性のあるコンテンツを発信することで日本産革の認知拡大に貢献しました。

プロジェクトの概要

Webサイト「革きゅん」は、革製品への関心が低いとされる10代後半~30代の女性をメインターゲットに、写真・動画を重視した遊び心あふれるコンテンツを発信しています。日本のタンナーが受け継いできた高い技術力でつくる革の魅力を、多彩なコンテンツを通して紹介。さらに、天然素材であり、手入れをすれば次世代まで引き継ぐことのできる革のエコフレンドリーな側面にもさまざまな形でフォーカスしています。ターゲット層に向けて、コンテンツと連動したSNSでの発信も実施しています。

抱えていた課題

日本産革を一般消費者が知る機会が少なく、その優れた点や魅力が伝わりにくいことや、SDGsが注目されるなかで、革は環境負荷の高い素材であるという誤解が広まっていることが問題でした。また、革は安価ではない点から、若い女性から敷居の高い存在ととらえられ、購買につながりにくいという問題もありました。

施策のポイント

洗練されたビジュアルと多彩なコンテンツによるサイトリニューアルの実施

受託した2020年度にWebサイトにおけるデザインの大幅リニューアルを実施。より洗練されたスタイリッシュなWebサイトを目指して、ターゲット読者と親和性の高いスタッフを起用し、革アイテム紹介や著名人インタビュー、コラムなど、多彩なコンテンツを制作しました。また、新たにInstagramアカウントを立ち上げ、Instagramと連動しやすい更新頻度の高いコンテンツも活用しながらターゲット読者とのタッチポイントを増やしました。

著名人起用による日本産革の魅力の発信

また、著名人を起用し、タンナーと協働してオリジナルアイテムを制作する過程をレポートするストーリー企画を新規にスタート。2020年度・21年度に起用した篠原ともえさんをはじめ、毎年話題性のある著名人をアサインし、その人がタンナーを訪問してその真摯な仕事ぶりに触れ、インスパイアされて、世界にたったひとつのアイテムをつくりあげていく様子を動画と記事でていねいに伝えました。ショート動画も制作し、ウェブプロモーションやInstagramに活用。著名人のファンも巻き込みながら幅広い層にこの取り組みを知ってもらうことを目指しました。

実施した結果

ストーリー企画では、これまでに篠原ともえさんをはじめ、マリエさん、くっきー!さん、千賀健永さん(Kis-My-Ft2)、伊藤健太郎さんが出演。それぞれが革という素材と向き合い、自身の言葉で日本の革・日本のタンナーの素晴らしさを伝えたことで、日本産革の認知度アップに貢献しました。
篠原ともえさんが手がけた革の着物は国際的な広告賞を受賞して大きな話題となり、多くのテレビ番組や雑誌・ウェブ媒体で紹介されました。

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