国内向けWeb広報誌の記事・動画コンテンツ制作

地球規模の環境問題から、日常生活に取り入れられる身近なエコアクションまで、環境省の取り組みにまつわる情報を幅広く発信する広報誌を制作。インフォグラフィック・インタビュー・動画など、環境政策に関心の薄い層にも届く情報発信をサポートしました。

プロジェクトの概要

環境省が発行するWeb広報誌「ecojin(エコジン)」の企画・編集・制作を2023(令和5)年~25(令和7)年度に担当。気候変動対策や生物多様性、循環型社会の実現といった地球規模の環境問題から、暮らしの中で実践できる身近なエコアクションまで、多岐にわたる環境省の取り組みをタイムリーに紹介。誰もが「自分ごと」として環境問題に関心をもち、行動変容を起こすような、平易で読みやすく、デザイン性にも優れたコンテンツづくりを行いました。

抱えていた課題

専門的で難解になりがちな環境問題や政策に関する情報を、関心の高い一部の層だけでなく、多くの人々に届けることが課題でした。「読みたい」と思わせる記事づくりをしながらも、政策の本質を損なわずに伝える編集力が求められていました。

施策のポイント

難解な概念が「見てわかる」、環境問題への理解が深まる特集記事

専門的な内容について、一般生活者も視覚的に直感で理解できるように、イラストや図解、インフォグラフィックなどを活用した記事構成を採用。たとえば、「カーボンフットプリント」「生物多様性」といった専門用語や抽象的な概念は、親しみやすいイラストによる図解と、簡潔な文章で解説。「読む」から「見てわかる」広報へと進化させました。

環境問題を「自分ごと」にするインタビュー企画

「エコジン・インタビュー」では、環境問題に取り組むアーティスト・俳優・研究者・起業家など、多様な分野で活躍する著名人や有識者に取材。それぞれが実践しているサステナブルな暮らしや、自然との向き合い方を紹介し、読者が身近な視点から環境課題に関心を持つきっかけをつくりました。2025(令和7)年度にはさらに取材対象の幅を広げ、環境問題の解決に取り組み、成果をあげている企業にフォーカスしていきます。

料理番組風の動画で生活に溶け込むエコを提案

記事コンテンツにとどまらず、動画コンテンツ「エコデリキッチン」を制作。環境に配慮した食材選びや調理法を取り上げ、料理番組風に編集されたこのシリーズはYouTubeで公開されています。「料理」という日常のアクションを切り口に、エネルギー問題や食ロスといった課題を自然に意識できる構成とし、環境広報の新たな接点づくりに貢献しています。

実施した結果

「共感を生む」コミュニケーション媒体へと進化した「ecojin」は、従来は環境政策と接点の少なかった生活者層や若年層にもアプローチ。環境省の取り組みと読者との心理的距離を縮め、環境問題を「自分ごと」として捉えるきっかけを提供しました。

さらに、多岐にわたるテーマのコンテンツ制作を継続的に行ってきたことで、オーガニック検索からの流入が増加。Web広報誌としての認知度および信頼性の向上にもつながり、環境省の情報発信基盤としての機能をいっそう強化しています。

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